2011年3月22日 18時43分 更新:3月22日 22時17分
日本野球機構(NPB)の官庁訪問に同行した労組日本プロ野球選手会の新井貴浩会長(阪神)は22日、「『セ・パ同時開幕で一体となって難局に立ち向かいたい』と話した。大臣からは『選手会の声はファンの声』と言っていただいた。これで(セ・パ同時開幕に)変わらなかったら、プロ野球はどうなるだろうというのが感想」と話した。
ただし、セが29日に開幕した場合でも、新井会長は「プロ野球界が、いがみ合っている場合ではない」と述べ、ボイコットなどの可能性を改めて否定。厳しい日程になることに関しては「(球団側には)いくら後ろにいっても144試合やるし、ダブルヘッダーもやると伝えている。協力すると最初から言っている」と説明し、「あとは(NPB側の)英断を待ちたい」と語った。
選手会の松原徹事務局長は「大臣たちはセ・パが違うということに違和感があるようだった。だから、一緒にやればわだかまりがなくなるし、ファンも応援してくれる」と話した。【立松敏幸】