東証:大幅続伸 一時9500円台…5営業日ぶり

2011年3月22日 10時57分 更新:3月22日 15時28分

 22日の東京株式市場は、福島第1原発事故で原子炉の冷却作業が続いていることや、前日の米ダウ工業株30種平均の大幅高を受けて過度な警戒感が後退し、大幅続伸した。日経平均株価は一時、350円超上昇し、5営業日ぶりに9500円台を回復した。

 日経平均株価は午後0時40分現在、前週末終値比292円77銭高の9499円52銭、全銘柄の値動きを示す東証株価指数(TOPIX)は同28.80ポイント高の859.19。

 外国為替市場で前週末の18日、日米欧の通貨当局が先進7カ国(G7)の合意に基づき協調介入を実施したことも好感。これまで下落幅が大きかったトヨタ自動車やソニーなどの主力株を中心に買い戻しが入った。

 一方、東京外為市場は為替介入への警戒感から、円相場は小幅な値動きとなり、1ドル=81円をはさんで取引された。午前10時時点は前週末比64銭円高・ドル安の1ドル=81円05~06銭。

 政府・日銀の円売り介入後、一時1ドル=82円近辺まで円安が進んだが、急速な円安を受けて円を買い戻す動きも出て、18日よりやや円高方向に戻した。ただ、市場では「世界的に株価が上昇基調で、円高に進む要因は少ない」(邦銀)との見方が出ている。【田所柳子、清水憲司】

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