2011年3月21日 18時25分
東日本大震災で爆発・炎上したコスモ石油千葉製油所(千葉県市原市)のタンクが21日、出火から10日ぶりに鎮火した。
市原市消防局などによると、11日の地震発生直後に高圧の液化石油ガス(LPG)タンクが落下し、配管から出火。周囲のタンクも連続して爆発した。放水による消火は不可能で、タンク内のガスが燃え尽きたことにより、21日午前10時10分に鎮火を確認した。
コスモ石油によると、千葉製油所に25基あるガスタンクのうち少なくとも13基を失ったとみられる。石油精製設備の再稼働の見通しは立たないが、精製済みのガソリンや軽油などの在庫は週内にも安全確認し、早期の出荷再開を目指すという。【駒木智一】