東日本大震災:倒壊家屋から祖母と孫救助 石巻

2011年3月20日 17時28分 更新:3月20日 22時55分

地震で倒壊した家屋から消防隊員や警察官に救助される阿部任さん=宮城県石巻市で2011年3月20日午後4時59分、森田剛史撮影
地震で倒壊した家屋から消防隊員や警察官に救助される阿部任さん=宮城県石巻市で2011年3月20日午後4時59分、森田剛史撮影

 東日本大震災の被災地の宮城県石巻市で20日午後4時ごろ、倒壊家屋から祖母と孫の男女2人が救出され、市内の病院に収容された。地震発生から約217時間ぶりの生還。2人とも意識はあり、「(被災後は)冷蔵庫の中にあったものを食べて救助を待っていた」と話しているという。

 県警石巻署によると、救助されたのは同市門脇町2の阿部寿美(すみ)さん(80)と孫で高校1年の任(じん)さん(16)。署員が行方不明者の捜索中、助けを求める声がしたため倒壊家屋に駆け付けると、屋根の上にいる任さんを見つけた。任さんに話を聞いて屋内を確認したところ、寿美さんがいたという。【鈴木一也】

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