2011年3月20日 19時53分 更新:3月21日 10時41分
経済産業省は20日、燃料不足が深刻化する被災地へのガソリンなどの供給状況を発表した。稼働率を上げた西日本の13製油所や北海道の2製油所から、被災前の東北6県の1日分の需要量に相当する3.8万キロリットルが貯蔵基地に運び込まれ、連休明けにも住民向けの供給が本格化する見通し。
このうち2.2万キロリットルが海路で新潟、山形、秋田などの貯蔵所に輸送されている。タンクローリーが不足していたが、石油各社は20日までにタンクローリー130台を追加投入し、現地分と合わせ530台に供給態勢を拡充した。ほかに160台を送り込む予定だが、運転手確保などの見通しは立っていないという。【立山清也】