がれき仮置き場 住民健康影響なし
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がれき仮置き場 住民健康影響なし

5月17日 23時50分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

原発事故の影響で、放射性物質が付着したおそれがあるがれきについて、環境省が、福島県内の警戒区域と計画的避難区域を除く地域にある仮置き場で周辺の放射線量を調べたところ、いずれも周辺住民の健康に影響がないレベルであることが分かり、環境省は、こうした地点でのがれきの処理方法の検討を急ぐことにしています。

原発事故の影響で放射性物質が付着したおそれがある福島県内のがれきについて、環境省は、警戒区域と計画的避難区域では、当面、収集も含め一切の処理をせず、それ以外の県東部の浜通りと県中部の中通りでは、がれきを仮置き場まで移動させるにとどめるよう市町村に求めています。その後の処理方法を検討するため、環境省は、福島県内の警戒区域と計画的避難区域を除く114か所の仮置き場で、がれきから1メートル離れた地点の放射線量を測定しました。その結果、放射線量は緊急時避難準備区域にある南相馬市などの仮置き場を含め、最も高い地点でも1時間当たり4.04マイクロシーベルトで、環境省は周辺の住民の健康に影響はないとしています。環境省は、放射線量が低かった地域で、がれきを通常どおり処理することを認めるかどうかなど、処理方法の検討を急ぐことにしています。