■3か月男児虐待・死亡 夫「子供なんていらなかった」
生後3か月の男の赤ちゃんが死亡し暴行を加えたとして夫婦が逮捕された事件で、夫が妻に「子どもなんていらなかった」というメールを送っていたことが警察への取材で分かりました。
大阪市住之江区の阿部裕之容疑者(21)と妻の智代美容疑者(34)は、去年10月に生まれた長男・颯ちゃんに暴行を加え重傷を負わせたとして逮捕・送検されました。
1か月検診の時、既に腕を骨折し今年1月に死亡した颯ちゃん。
警察によりますと颯ちゃんが入院した際、智代美容疑者は看護師に「夫が子どもに嫉妬してやった」とも話していたということで、警察は裕之容疑者が主に暴行を加え智代美容疑者は黙認していたとみています。
また授乳など育児にかかりきりになっていた智代美容疑者に対して、裕之容疑者は子供に嫉妬するかのようなメールを送っていたといいます。
「子どもなんていらなかった」「俺と子どもとどっちが大事やねん」(夫・裕之容疑者のメール)
生まれつき耳が不自由だという裕之容疑者。
小学6年の頃から現場となった市営住宅に母親と妹と3人で暮らしていました。
しかし母親が男性と別の場所で生活するようになってからは、妹と2人だけで生活していたといいます。
「(子どもたちは)夜中もギャーギャーやかましかった。お母さんは『育て方が悪かったのかな』と言っていた」(近所の人)
その後、13歳年上の智代美容疑者と結婚し、颯ちゃんが生まれました。
裕之容疑者を知る近所の人は妻に母親の愛情を求めていたのではないかとも話していて、警察は虐待に至った経緯について詳しく調べています。 (05/17 19:08)
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