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朝鮮王室儀軌、李大統領訪日時に一部返還を検討
2011/05/09 11:08 KST文字拡大 文字縮小印刷 つぶやく

【ソウル9日聯合ニュース】日本政府が21日に東京で開催される韓日中首脳会談で、植民地時代に韓国から日本に持ち出された「朝鮮王室儀軌」(朝鮮王朝時代の祭礼や主要行事を絵や文で記録した書物)の一部を李明博(イ・ミョンバク)大統領に返還する方向で調整を進めているようだ。

 韓国の外交通商部当局者は9日までに、「日本政府が(朝鮮王室儀軌の返還に関する)いろいろな可能性について検討していると理解している」と述べた。まだ韓国政府に公式な立場は伝わっていないという。

 日本政府は両国の友好協力を深める狙いで、象徴性の高い朝鮮王室儀軌の一部を李大統領に返還すると予想されている。

 両国政府は昨年11月、日本宮内庁に保管されている朝鮮王室儀軌81種・167冊や奎章閣(朝鮮時代に歴代の王の書画などを保管した官庁)にあった書物66種・938冊、「増補文献備考」(上古時代から朝鮮時代までの制度や文物をまとめた書物)2種・99冊、「大典会通」(朝鮮時代に編さんした法典)1種・1冊と、計150種・1205冊を韓国に返還することで合意している。

宮内庁に保管されている朝鮮王室儀軌(資料写真)=(聯合ニュース)

kimchiboxs@yna.co.kr