かくしてステージに現れたのは8人編成のバンドスタイルメンバーだった。
ギターの平田くんが『さらば』のイントロを奏でる。それに呼応し、ドラムの龍さん、ベースのシゲキくん、キーボード肥後くんが演奏体制に入る。学の「ぃくぞぉぉおぉい!!!」の雄叫びと共に爆音が弾け、会場が揺れる。ここから怒涛の9曲を熱演、会場のテンションは加速度的にヒートアップしていった。・・・が、最後は派手に、格好良くきめて旅立とうという4人の魂胆は脆くも崩れ去り、やはりステージも終盤となる頃には万感の想いが込み上げてきてしまう。 |
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しかしそのように感情を包み隠さずさらけ出すのも彼ららしいと言えばらしい。最後にここまで応援してくださった全ての方々に感謝の念を込め、これまでのライブほぼ全てのステージで歌ってきた『安心』を披露。ファン・メンバー・スタッフそれぞれがこれまでの色々な情景を思い浮かべたことだろう。そしてアンコールをいただいての曲は『パントマイム』。上がりきった熱を優しく冷ますように、しばしの別れを惜しむかのように、しっとりと、力強く稲田の声が響き渡った。
会場で、各地で応援してくださったファンの皆様、これまで本当にありがとうございました。皆様の温かい支えのおかげでbianco
neroはまた新たなる一歩を踏み出すことができます。改めまして、今後ともより一層の御支援をよろしくお願い申し上げます。
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bianco nero、いってきます!!!
2004年4月4日
古賀 たかし・八尋 学・稲田 裕之・古川 けんぢ |
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