紀子さまの実弟、被災地・相馬市で奮闘
テーマ:皇室皇室マニアの間では、
地震直後から話題になっていましたが
取り上げていいものか…とずっと書くのを控えていたところ
きょう、スポーツ報知に掲載されたので
私もこちらで紹介させていただきます。
秋篠宮妃紀子殿下の実の弟さん、
川嶋舟(しゅう)さん(37)が
地元の福島県相馬市で被災しつつも、
支援活動の指揮を執っている話です。
舟さんは、
学習院高等科を卒業後、麻布大―東大大学院で獣医学を専攻。
現在は東農大農学部バイオセラピー学科で講師を務め、
獣医師としても活動しています。
ご結婚相手は…
相馬藩が14世紀に下総相馬から下向する際に従ってきたという、
由緒のある相馬三妙見社の一つとして知られる相馬市の
相馬中村神社の宮司田代誠信さんの長女で、
同神社禰宜(ねぎ)の麻紗美さん。
06年に結婚し、現在、1人のお嬢さんがいらっしゃいます。
きっかけは、
麻紗美さんが伝統行事である相馬野馬追のため、
いわき市の牧場に馬を借りにいったのが縁。
そこで舟さんと知り合い、
交際をスタートし、結婚されたそうです。
東農大講師の舟(しゅう)さんは、3月11日
単身赴任先の東京から帰省途中だったそうです。
仙台駅から常磐線で相馬駅へ向かう途中、
1駅手前の駒ケ嶺駅付近で被害に遭いましたが
電車が横転しながらも、命からがら津波から逃げ
義父である誠信さんが宮司を務める「相馬中村神社」へ
徒歩で約2時間かけてたどり着きました。
同神社は震災で鳥居などが損傷したそうですが、
海岸から約5キロ離れているため、
津波による大きな被害は免れたとか。
しかし、舟さんは
支援物資が相馬市に十分届いてないことを市長から相談され、
「届かないから、取りに行く!」と決意。
自ら市のキャンピングカーと2トントラックを調達し、
13日に東京へ。
FACEBOOKで呼びかけた友人らにより
東京の拠点には救援物資が集められ、
15日に一度、東京から物資を相馬市に持ち帰り、
18日に再び東京に向かったそうです。
20日夕刻には、紙おむつや下着、毛布などを積んだ
第3便のトラックが相馬市に到着。
届いた物資を仕分けて市役所の救援物資担当者に預け、
市内約10か所の避難所などに分配されているとか。
舟さんは、これらの
救援物資の調達&配送作業の陣頭指揮を執り
大活躍されているようです。
ちなみに、義父の誠信さんによると、
舟さんは震災後、
紀子さまと連絡を取ることができ、
自身と家族の無事を伝えたそうです。
有事において、人の資質というのは問われるのだなと
つくづく今回感じています。
舟さんは、お姉さまが皇室に嫁いでいるのですから
「お姉さまに頼んで、物資を送ってもらう」
という手もあるのに、
決してそういうコネを使わないんですね。
なんという清廉潔白な行動。
ちなみに、
紀子さまのご先祖は会津藩士・池上武輔。
その四男で、紀子さまにとって曾祖父にあたる
池上四郎氏は、第6代大阪市長の時に発生した
関東大震災(1923年)の際、
いち早く大阪港から支援物資を送り、
被災者を助けたそうです。
本当にご立派な家系なのですね。。。
家系図(クリックで大きくなります)
千余年の歴史を誇る、
国の重要無形民俗文化財「相馬野馬追」と司っており
地域では、とても有名。
だからこそ、市長も舟さんに相談したのでしょうし
舟さんも、コネを使わず
その市長の思いに応えたのです。
素晴らしい。
紀子さまも、つねづね素晴らしいと思っていたけど
弟さんも、本当に素晴らしい。
どのような教育をすれば
このような姉弟が育つのでしょう。
それにしても、相馬は福島の原発から近いこともあって
まだまだ心配です。
もう退避しているとは思いますが
本当に、早く事態がおさまりますように…。