広島労働局は16日、安佐北区亀山南4のホームページ作成会社「Aaron」(大谷守代表取締役)が、従業員の教育訓練費などを国が補助する「中小企業緊急雇用安定助成金」約1752万円を不正に受給していたと発表した。09年3月~10年10月、社員4~5人に教育訓練をしたと偽ってレポートなどを提出し、不正に助成金を受けていたという。
県警は2月、呉市に事業実態がない株式会社を設立、従業員10人を雇用したと装い助成金を不正受給しようとした詐欺未遂容疑で、安佐北区の夫婦らを逮捕。広島労働局は同月、夫婦が関係するA社について呉署に被害届を提出し、夫婦はA社の不正受給について詐欺容疑で再逮捕された。
毎日新聞 2011年5月17日 地方版