整体療術院　癒庵

最近、暖かい日が続いている。
日中、車に乗って窓を閉めていると暑いくらいだ。
弱っていた植物達は見事復活し、新芽も順調に成長している。

こうして気温に伴って、植物達が元気を取り戻していく様を見ていると
つくづく地球の生命は、「 太陽の熱の元に誕生したもの 」 であり
『 暖かさ 』 に尽きるのではないかと思う。

生命で言えば、『 暖 』 は主に 『 活動 』であり、『 冷 』 はその対極。
その延長上は 『 死 』 になる。

一般には、慢性的な疾患（ 肩こりや腰痛 ）は暖め
急性的な疾患（ 打撲や捻挫、筋肉疲労 ）は冷やすほうがいいとされる。
温湿布と冷湿布があるように
使い分けている方も多いのではないだろうか。

急性的な場合、熱をもち腫れ上がったりするため
冷やして腫れを抑えるという方法は効果的に思える。
確かに痛みも一時的に治まる。

しかしそれは、冷やすことにより感覚が鈍るためで
単に患部を麻痺させているにすぎない。

生命とは、常に変化し続けているものであり
変化があるからこその生命とも言える。

発熱も炎症も、あくまで体が治ろうとする変化の過程の一つ。
その一過程の症状だけを切り取って、発熱や炎症を抑えることは
自然な回復の流れを妨げていることになるのではないだろうか。

目が疲れた時
冷やしたタオルよりも、温めたタオルをマブタにあてたほうが疲れはとれ
視界は明るくなる。

気を込めれば、手は温かくなることはあっても冷えることはない。
そして、その気が通れば受け手も温かくなる。

前記を別の言い方で言えば
『 冷 』 は緊張につながり、『 暖 』 はその緊張を解く・・
つまり 『 弛緩 』 になる。




レゲエ や サンバ、南の国の音楽は陽気なものが多い。

正直僕は暑いのは大の苦手だけど
こうして植物達が生き生きとしていく様子を見ていると


暑いのも悪くないかも・・


と思えるようになってきた。


骨格標本のジャックも、机も壁も、床も空気も全てそうだが
植物達は、生命としての唯一の同僚だから。。


なんか・・　　こういう言い方すると・・


寂しい人・・？？