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悔しいけど前を向く 真央、五輪後のシーズンを終えて(1/2ページ)

2011年5月17日12時7分

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写真:世界選手権を振り返る浅田真央=坂上写す拡大世界選手権を振り返る浅田真央=坂上写す

写真:世界選手権を6位で終えた浅田=飯塚晋一撮影拡大世界選手権を6位で終えた浅田=飯塚晋一撮影

写真:5月7日に愛知県内で行われたチャリティーアイスショーで、東日本大震災被災者のための義援金を呼びかけた浅田拡大5月7日に愛知県内で行われたチャリティーアイスショーで、東日本大震災被災者のための義援金を呼びかけた浅田

 フィギュアスケートの浅田真央(中京大)にとって、バンクーバー五輪からの出直しのシーズンが終わった。ジャンプの修正やコーチの交代、生活面の変化。ロシアでの世界選手権を終え、この1年を振り返った。

 連覇を狙った世界選手権では自己最低の6位に終わったが、本人は意外とさばけた表情だった。

 「心残りもありますし、悔しい思いもありますし、すべてを出し切れなかったかな、という思いはあります。やはりトリプルアクセル(3回転半)を跳べなかったことが悔しい。公式練習で一度もクリーンに決まらなかった。そのことが一番流れを悪くしてしまった原因かもしれない。佐藤信夫先生はショートプログラム(SP)もフリーも『やめるべきだと思うけど、自分で決めなさい』とおっしゃったので、自分は『やります』と言った。先生は最終的に『分かった』と送り出してくれた」

 佐藤コーチは敗因を「パワー不足」と表現した。

 「大会前に『やせた』と言われたけど、それだけが理由じゃないし、自分の責任としてしっかり受け止めている。自分の体調面のコントロールがうまくできなかった。力がこもってなかったのは、自分でも感じていた。食べていなかったわけじゃないけど、どこかストイックになり過ぎていたのかもしれない」

 東日本大震災の影響で、大会日程が3月から1カ月ずれたことも影響した。

 「中止になるかもしれないということになって、1週間のオフを取った。そのあとからアクセルがうまく跳べなくなった。2月の四大陸選手権(台北)までは、うまくいっていたんですけどね。ほかのジャンプは跳べるのに、なぜかアクセルだけが回れなくなったんです」

 オフにジャンプの修正をし、9月から就任した佐藤コーチの指導スタイルにもなじんできた。今までのコーチからは怒られることは少なかったが、大声で怒鳴られてしまう場面も。

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