2011年5月16日 22時39分 更新:5月16日 23時25分
宮崎県小林市の私立小林西高(幸田郁雄校長)で、1年生の男子生徒が発熱などの症状を示し、死亡していたことが分かった。他に3人の生徒が同様の症状を示しており、県は食中毒などの感染症の疑いもあるとみて調べている。
県感染症対策室などによると、13日午前6時25分ごろ、学校関係者から「生徒が倒れた」と119番があった。その後、消防から「小林西高の生徒が4人入院し、うち1人が13日に死亡した」と都城保健所を通じて連絡があった。4人は11~14日に相次いで入院していた。1人は現在も入院中だが快方に向かっているという。
また4人はいずれも野球部で寮生活。共通して発熱症状があり、死亡した生徒は腎機能が低下していた。寮には柔道部員も入っており、同じ食事を出していた。
県は学校への立ち入り検査や関係者への聞き取り調査をして、詳しい原因を調べている。同校は17日は休校とし、同日夜に保護者向け説明会を開く予定。【石田宗久、百武信幸】