健康に関して
更新日:2011年5月16日
現在、都内の放射線量から、健康への影響はありませんか?
お答えします
東京都では、都内で平成23年3月14日から平成24年3月13日までの年間推定積算線量は、172マイクロシーベルト(約0.2ミリシーベルト)と推定しており、「普段どおり生活していただいて何ら問題はありません」としています。
(参考)
一般の人が受ける放射線量としては、国際放射線防護委員会(ICRP)が2007年に勧告を出しており、その中で一般の人に対する放射線量の指標を設定しています。
※ICRP2007年勧告では、非常時の放射線の管理基準は、平常時とは異なる基準を用いることとしています。また、非常時も緊急事態期と事故収束後の復旧期を分けて、以下のような目安で防護対策をとることとしています。
1)平常時:年間1ミリシーベルト
2)緊急事態期:事故による被ばく量が20〜100ミリシーベルトを超えないようにする。
3)事故収束後の復旧期:年間1〜20ミリシーベルトを超えないようにする。
妊娠中なので、放射線の影響が心配です。大丈夫ですか?
お答えします
都内において、妊婦さんの健康に影響が出るような放射線量は測定されていません。また、放射性物質が検出された産地の農産物は、出荷規制や出荷自粛が行われていますので、現在流通している食品は安全です。
妊娠中の方、小さなお子さんをもつお母さんの放射線へのご心配にお答えします。
平成23年4月7日、厚生労働省では、今回の福島第一原子力発電所事故を受け、放射線の影響に関して妊娠中の女性や育児中の母親が持つような不安に答えるためのパンフレットを作成しました。
粉ミルクの調乳に使う水が心配です。ミネラルウォーターなら大丈夫ですか?
お答えします
乳児についても、現在(4月3日)の東京の水道水で調乳されて問題はありません。一部の硬水では、粉乳が十分に解けないことがあります。また、硬水には多くのミネラルが含まれており、乳児には過剰な負担を与える可能性があります。この場合には、水道水を用いるのが安全です。
洗濯物を外に干すことや、雨が心配なのですが?
お答えします
都内において洗濯物を外に干すことは問題ありません。どうしてもご心配な場合は、屋内に干すなどの対応をすることが考えられます。雨や雪についても、健康への影響が心配される状況ではありません。普段と同じです。
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健康部 保健予防課 感染症指導係
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