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【東京】

足立区長選 近藤氏、大差で再選 「うれしさより緊張感」

2011年5月16日

当選が確実となり、支持者から万歳で祝福される近藤弥生氏(中)=足立区で

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 十五日に投開票された、足立区長選と区議選(定数四五)。区長選は、現職の近藤弥生氏(52)=自民、公明推薦=が、元職の吉田万三氏(63)=共産推薦=に三倍以上の大差をつけ、再選を果たした。区長選の投票率は47・32%で、区議選と別日程だった前回に比べて13・73ポイント上回った。当日有権者数は五十二万六千五百五十一人。

 「うれしいというよりも、身が引き締まり緊張感でいっぱい」。近藤氏は、淡々とした表情で勝利をかみしめた。

 午後九時四十分ごろ「当選確実」の情報を受け、近藤氏が同区青井の選挙事務所に姿を現すと、集まった支持者から拍手が起きた。

 支持者からお祝いのケーキを贈られると、やわらかな笑顔も。二期目に向けて「人と人の絆を大切にすることで、地域力の再生に大きく踏み出していきたい」と抱負を語った。

 近藤氏は選挙期間中も、日中は公務に当たった。夜間は自民、公明両党の区議選立候補者の集会を小まめに回り、支持基盤を固めた。

 吉田氏は、福島第一原発の事故を受けて脱原発を主張。出馬表明が投開票の一カ月前と出遅れたこともあり、浸透できなかった。

◆新議員45人決まる

 六十三人が立候補した足立区議選は開票作業が未明まで行われ、新議員が決まった。投票率は47・33%。

 定数は前回二〇〇七年から五減し、激戦となった。

 最大勢力の自民は現有議席の二十を下回る十七人が出馬した。

 公明は、現有と同じ十四人が出馬。民主は新人四人を含む十人が立候補した。

 共産は、現有を一人上回る八人が出馬。みんなの党は、元職一人を含む、四人が出馬した。

◇足立区長選開票結果

当191,554 近藤弥生 無 現<2>

  53,731 吉田万三 無 元 

  全票終了

 

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