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【プロ野球】

楽天 やっと今季最多12安打

2011年5月16日 紙面から

ロッテ−楽天 2回表2死満塁、山崎が左前に2点適時打を放つ=QVCマリンフィールドで

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◆楽天5−1ロッテ

 楽天打線がやっと、お目覚めだ。初回に山崎が5日のソフトバンク戦(ヤフードーム)の8回に自身が適時二塁打を放って以来、チーム67イニングぶりの走者を置いてのタイムリーで1点を先制。呪縛が解けた2回にはビッグイニングが待っていた。

 1死二、三塁から横川が中前へはじき返して1点を勝ち越すと、続く聖沢が左前へ適時打をつるべ打ち。こうなれば山崎も黙っていない。2死満塁から左前へ2点適時打。今季初の1イニング4得点で渡辺俊をKOした。「久々に連打を見たよな。序盤だけやけど」。星野監督も流れるような攻撃にひと安心の表情。今季最多の12安打を放ったナインを迎えた時にみせていた険しい顔は、自然とゆるんだ。

 ゲキが効いた。唐川に完封された14日の試合後に、星野監督は選手に呼び掛けた。「もっと打席に開き直って入れ。最初から思い切っていけよ。“ダメもと”でエエやないか!!」。失敗を恐れるなというアドバイスで、打線は本来の役割を思い出した。「4番は走者をかえすのが仕事」と山崎。積極的にバットを出す気持ちも戻っていた。

 「これで気分よく、交流戦に入れる」。星野監督はチームが上昇気流に乗ったことを確信した。気心が知れた種田、関川両コーチの1軍昇格を決定し、17日からの交流戦に向けた手も打った闘将。最初の相手は巨人。宿敵をたたきつぶす準備は整った。 (川越亮太)

 

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