福島第1原子力発電所1号機で「冠水」が難しくなり、事故収束へ向けた「工程表」の見直しは避けられない情勢だ。注水による汚染水の増加などが追い打ちをかけて作業全体が遅れる可能性があり、10月にも実現するとしていた安定した「冷温停止」状態は遠のく。
東電の工程表では7月中旬までに1、3号機で「冠水」を実施するとしていた。1号機はモデルケースとして、原子炉建屋の換気などを経て最初に本格的な作業を始めたが第一歩で大きくつまずいた。損傷箇所の修理が必要だが放射線量が高い可能性が高く、作業は危険を伴う。
2号機も格納容器の損傷が確実とされるが、原子炉建屋内の湿度が高くてロボットによる内部確認も難しい状況だ。3号機の建屋は10日にロボットによる放射線量の測定で、1時間あたり約120ミリシーベルトと極めて高い場所があった。換気などをしないと作業は難しい。
これまでの工程表の実施状況と見直し内容は政府・東京電力統合対策室が17日に発表する予定だ。
原子力発電所
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使用率:62.2%2705/4350万kW
予想最大電力:3450万kW14時~15時
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