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【芸能・社会】

仮設商店街がオープン 岩手・田老、客でにぎわう

2011年5月15日 17時44分

 オープンした仮設商店街で野菜などを購入する人たち=15日午前、岩手県宮古市田老

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 「万里の長城」と呼ばれた巨大な防潮堤を津波が越え、大きな被害を受けた岩手県宮古市の田老地区に15日、仮設商店街がオープンし、多くの人でにぎわった。宮城県南三陸町では仮設店舗のコンビニができ、移動販売も始まっている。

 田老地区で約700人が避難している宿泊施設「グリーンピア三陸みやこ」では敷地内に仮設住宅約400戸を建設中。15日に80戸が入居を開始したのに合わせ、隣接する大型テント2基の仮設店舗で被災した食料品店や総菜店など13店が営業を再開した。

 開店前から避難所で暮らす人たちの長い行列ができた。1時間前から並んだという高校1年松本萌さん(15)は「家族に頼まれた牛乳とみそが買えて良かった。避難所から近くて便利になった」。

 津波で中心部の商店が消失した宮城県南三陸町では、町役場仮庁舎近くの高台に「ローソン南三陸エムズ店」が仮設店舗で開店。おにぎりやパンなどのほか、通常の店にはない陶器製の皿やこんろも取りそろえた。

 8日からはセブン―イレブンが、冷蔵機能のある移動販売車2台で営業を開始。海近くの店舗オーナーだった山内秀人さん(50)は店が流され、町内の自宅敷地内に販売車1台を止めて店を再開した。品数や種類は限られるが、依頼があれば出向けるのが売りで、山内さんは「仮設住宅のある地区に呼ばれ、とても喜ばれた。早く店舗を再建したい」と話した。

(共同)
 

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