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東日本大震災:福島第1原発事故 4号機爆発 3号機から排気逆流が原因

 東京電力は15日、福島第1原発4号機の原子炉建屋の大規模な損壊(3月15日)の原因について、3号機の原子炉内の圧力を下げるために弁を開く「ベント」を3月13~14日に実施した際、水素を含む排気が4号機側に流れ込み、建屋内にたまって爆発したとする見方を発表した。

 東電によると、3号機と4号機から排気筒につながる配管は、排気筒の手前で合流している。このため、ベントで排出された3号機内の気体が逆流して4号機の原子炉建屋に充満し、何らかのきっかけで水素爆発が起きたとみている。

 4号機原子炉建屋の損壊は、使用済み核燃料プールに入っている燃料棒が損傷し、そこから発生した水素が爆発したためとみられていたが、プール内を調べた結果、燃料棒の損傷の程度は低かったことから、原因を調べていた。【永山悦子】

毎日新聞 2011年5月16日 東京朝刊

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