平成18年6月24日 |
報道関係各位 |
日本原燃株式会社 |
再処理工場分析建屋における作業員の内部被ばくについて |
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本日、13時33分、再処理工場分析建屋において、試料の分析作業を行っていた協力会社作業員1名に対して、内部被ばくした可能性があるため、鼻スミヤ※1を実施した結果、有意な量の放射性物質を取り込んだおそれがあると判断しました。 全身カウンタ※2および肺モニタ※3による測定の結果、放射能は検出されませんでした。 また、医師による診断の結果、異常がないことを確認しております。 詳細な被ばく線量は、バイオアッセイ※4による評価をするため、評価結果が判明するのは1週間から10日後の予定です。 なお、本事象による、他の作業者の被ばく、周辺環境への放射能の影響、他設備への影響はありません。 ※1 鼻スミヤ:鼻腔内の放射性物質を採取し、体内摂取の有無を推定する。 ※2 全身カウンタ:体内に取り込んだ放射性物質からのガンマ線を測定する装置。 ※3 肺モニタ:肺に取り込んだプルトニウムなどからの放射線を測定する装置。 ※4 バイオアッセイ:代謝機能により人体から排泄される尿、糞等に含まれる放射性物質を測定することにより、摂取された全放射性物質の量を推定する方法。 |
以上 |