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[事件]ニュース
6億円強奪 10分程度の犯行 周到に計画か
2011.5.13 11:04
東京都立川市の日月警備保障立川営業所に2人組の男が押し入り、現金約6億400万円が奪われた事件で、2人組は約10分間程度で犯行を終えていたことが13日、捜査関係者の話で分かった。立川署捜査本部は周到な準備をして犯行に及んだ可能性が強いとみて、捜査を進めている。
関係者によると、2人組は12日午前3時ごろ、営業所に侵入。宿直の社員1人を、粘着テープで縛り、暴行を加えて金庫室の暗証番号を聞き出した。
金庫室の中にあった約6億400万円は、すべて1万円札で麻袋約70袋に小分けにされ、約60キロにもなったが、2人は交互に外に運び出したとみられる。その間、約10分程度で、2人組は、そのまま逃走した。縛られた社員は、その後、自分でテープをほどき、23分ごろ警察に通報した。
捜査本部では、社員を即座に縛り、金庫室の暗証番号を聞き出したうえ、大量に小分けされた現金を手際よく運び出す手口から、内部事情に詳しい人物が事前に手順などをよく計画したうえでの犯行だった疑いがあるとみて捜査を進めている。
また、2人組に襲われた同営業所は、警報システムには配備されていなかったことが13日、同社などへの取材で分かった。
営業所は平成12年にマンション1階に開設され、金庫室は室内の一部を改装して設置。東京中央郵便局(中央区)から運搬された現金などを一時的に保管し、多摩地域の特定郵便局などに配送していた。
同社によると、同営業所には数台の防犯カメラは設置されていたが、不審者が侵入した際に、巡回中の警備車両に連絡がいく警報システムは配備されていなかったという。
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