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1号機、津波の5時間半後には燃料溶融 東電解析で判明(2/2ページ)

2011年5月15日23時37分

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図:福島第一原発1号機の圧力容器の3月11日時点での状態拡大福島第一原発1号機の圧力容器の3月11日時点での状態

 東電は、現在の1号機の炉心状態について「燃料は崩れたが注水により水の中にあるとみられ、安定的に冷却されている。今後大規模な放射性物質の放出につながるような事にはならない」と強調する。

 一方、これまでの評価結果との大幅なずれについて、東電本店の川俣晋・原子力品質安全部長は「事故当時、各種計器の値が正しいのか確信はなかった。今回も必要な情報がすべて得られているわけではない。暫定的な解析結果だ」とするにとどめた。

 東電は、今後も調査を進めて1号機の炉心状態の把握に努めるとし、2号機と3号機についても解析を実施する、としている。(吉田晋、杉本崇)

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