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【プロ野球】

ロメロがメロメロ G痛恨サヨナラ負け

2011年5月15日 紙面から

広島−巨人 9回裏2死満塁、石原(31)にサヨナラとなる死球を与え、肩を落として引き揚げる巨人・ロメロ=マツダスタジアムで

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◆広島5−4巨人

 今季初の3連勝で歓喜するはずが、逆の結末が待っていた。巨人にとっては自滅に等しい敗戦だった。1点リードで迎えた9回。同点に追いつかれ、なお2死満塁で、サヨナラの押し出し死球で敗戦。際どく逃げ切るシナリオを書き換えたのは脇谷とロメロだった。

 追加点を奪うチャンスだった8回2死一、三塁。ベンチから重盗のサインが出た。一走がスタートし、捕手が二塁へ投げたら三走は本塁へ突っ込む。そのセオリーに反し、三走の脇谷は送球が投手に返されたのに三塁を飛び出して封殺された。

 脇谷は9回の三塁守備でもミスを犯した。先頭の東出の平凡な打球を握り直して内野安打に。ロメロはそこから制球を乱して4四死球。脇谷を9回途中でベンチに下げる懲罰を下した原監督は「あれ(東出のゴロ)をヒットにしているようじゃねえ。あれでロメロがリズムを崩したね」。あきれるしかなかった。

 小笠原が出場選手登録から外れ、藤村や田中大ら若手が並んだ打線は12試合ぶりの2桁安打。ベストメンバーを組めない中で、唯一の明るい材料だった。しかし勝てば5割復帰だったのに、痛恨のサヨナラ負け。2008年以来3年ぶりに借金を抱えて交流戦に突入することが決定した。 (永山陽平)

 

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