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しずちゃん、TKO勝ちしちゃった

 マスボクシングを行いパンチを打ち込むしずちゃん(左)=西宮市内
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 マスボクシングを行いパンチを打ち込むしずちゃん(左)=西宮市内

 女子ボクシングでロンドン五輪出場を目指す、お笑いコンビ・南海キャンディーズのしずちゃんこと山崎静代(32)が14日、西宮市内で第1次女子強化合宿に参加した。しずちゃんは同級の石井智紋=ちあき=(24)と2分3ラウンドのマスボクシングを実施。1ラウンドで2回のダウンを奪い、レフェリーの勘違い?もあって、“TKO勝ち”の場面もあった。会場には、相方の山里亮太(34)もサプライズで姿を見せた。

  ◇  ◇

 ロンドンへ向けた第一歩は、しずちゃんの圧勝に終わった。当初は初めての実戦を行うとみられていたが、相手のキャリアが浅いことなども考慮し、激しい打ち合いがないマスボクシングに決定。しかし、1ラウンド目から「無意識に手が出た」と、闘争本能が爆発。鋭い左ジャブで1回、破壊力のある右ストレートで1回、スタンディングダウンを奪った。

 これが試合形式だと勘違いしていたレフェリーは競技を止め、“RSC(TKO)勝ち”を宣告。だが実際は勝敗のつかないマス‐のため、そのまま続行された。

 しずちゃんは「まだまだですけど、足を使うこともできたし、今までやった中では一番良かった」と笑顔。それでも自己採点は「50点」と控えめで、「世界で戦うにはもっともっとレベルを上げないと」と気を引き締めた。

 相手の石井は、ボクシング歴約3年で、本格的には今春に始めたばかり。それでも07年には陸上・日本選手権の円盤投げで4位に入るなど、身体能力は抜群で、しずちゃんを1センチ上回る183センチの長身。体重もしずちゃんの75キロを「少し上回る」(関係者)という。「自分より大きな女性は初めて。肩幅も大きくて、ちょっとビビリました」と言いながらも、当面のライバルに力の差を見せつけた。

 連盟関係者も「ライバルは5人もいないかも」という層の薄い階級だけに、まず1人を“片づけた”ことで、ますます日本代表の座が近づいてきた。

(2011年5月15日)

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