福島第1原発1号機で燃料溶融が起き、圧力容器の底に穴があいたとみられるのを受け、海江田万里経済産業相は13日の記者会見で「事態収束に向けた道筋の変更を必要とする大きな要素」と述べ、東京電力の工程表を見直す考えを示した。
東電が4月17日に発表した工程表は、6~9カ月かけて1~3号機の原子炉を冷やし安定状態に持ち込むとの内容。海江田経産相は「1カ月目の総括をする中ではっきりと(見直しを)明らかにすることが必要だろう」と話した。東電は1号機圧力容器への注水を増やしたが、水位が想定ほど上昇していない。
毎日新聞 2011年5月13日 14時12分(最終更新 5月13日 14時38分)