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葵祭の主役「斎王代」

2011年04月21日 | 京都 社寺散策 四季折々

華麗な行列 新緑に映える


京都には三大祭といわれる祭りがある。

葵祭に祇園祭、時代祭ということになっている。

千二百有余年の都としての歴史を誇る京都には、年間300を越す祭りがあるそうだ。

三大祭は近年になって言われ始めたこと。

300を越す祭りがあっても、京の都の祭りといえば、かつては「葵祭」のことだった。

この祭、もともとは京の先住民族ともいえる賀茂氏の祭りだった。

現在の上賀茂神社(賀茂別雷神社)と下鴨神社(賀茂御祖神社)という賀茂氏の神社で五穀豊穣を祈願する祭りが、平安遷都を境に、国家的な祭りへと発展していった。

さわやかな新緑におう皐(さ)月のころ、藤の花で飾られた牛車(ぎっしゃ)や、輿(こし)に乗った斎王代を中心にした行列が、御所を出て下鴨神社から上賀茂神社を巡幸するこの祭り、平安の昔をそのままに、都の雅そのものを見せてくれる祭りである。

現在、葵祭の主役は「斎王代」だが、この斎王代が主役となっての葵祭の歴史は、それほど古いものではない。

長い葵祭の歴史の中で、16世紀はじめの室町期と、19世紀中ごろの幕末、太平洋戦争末期の1944(昭和19)年に祭が途切れたことがある。

この戦争中から戦後にかけての中断から、53(同28)年に復活し、56(同31)年になって斎王代が登場するのである。



平安の都の雅再現


斎王代とは、その名称が示すとおり、斎王に代わるもの。

斎王の代理なのである。

斎王は「いつきのひめみこ」ともいい、「斎」は「潔斎して神に仕えること」をいう。

斎王はかつて伊勢神宮や賀茂の神社に奉仕した未婚の内親王、女王のことなのである。

平安の昔、賀茂祭ともいわれる葵祭が国の祭であったころ、賀茂の宮には斎王がおられ葵祭に奉仕しておられた。

斎王の住まわれる所を斎院といい、賀茂の斎院は現在の京都市上京区廬山寺通大宮の西北部にあったらしいが、祭の時には出御し、勅使の行列と一条大宮で合流する習いだったという。

この時の斎王の華やかな行列を見ようと、都の人々はこぞって集まったと伝えられている。


始まりは平安初期嵯峨天皇 賀茂の社に斎王

始まりは平安時代の初期。

810(弘仁元)年、嵯峨天皇は伊勢神宮の斎王にならって、賀茂の社にも斎王を置いた。

この初代斎王、有智子内親王から鎌倉時代はじめの礼子内親王(後鳥羽院皇女)まで、約400年にわたって賀茂の斎王は続いたが、後鳥羽院と鎌倉幕府との政変=承久の乱で途絶えてしまった。

以後葵祭は勅使は出るものの、斎王が復活することはなかった。

それを昭和28年に祭の復活後、行列を華やかに盛り上げるため、葵祭行列協賛会などの努力で、斎王代を中心にした女人列を加えて今日に至っているのである。

斎王代は民間の未婚の女性が選ばれることになっている。

5月4日

■斎王代女人列御禊神事

葵祭のヒロイン、斎王代には京都市内の未婚の女性が選ばれます。

斎王代以下女人列に参加する40名のみそぎ祓が行われます。

■場所: 上賀茂神社
■時間: 10〜11時
■アクセス; 地下鉄烏丸線「北大路」駅より市バス北3「御薗口町」
■お問合せ: 075-781-0011

葵祭り2011ヒロイン

◆第56代 

京都三大祭のトップを飾る葵祭のヒロイン斎王代が発表されました。

第56代の斎王代に選ばれた京都市南区の金井志帆さん22歳は、現在同志社大学政策学部の4回生で、大学ではジェンダー政策と人的資源管理を学んでいます。

志帆さんの母親・秀美さんとおばの保代さんも過去に斎王代を務めていて、母・秀美さんからは「祭の雰囲気を楽しむように」とアドバイスされたそうです。

金井さんは高校時代にアメリカに1年間留学し、TOEICで890点を取るなど英語が得意な一方で、テニスも高校時代に全国選抜大会に出場するなどスポーツも万能で、家族によりますと自分の思いを貫く意思の強さを持っているということです。

会見で「このような時期に何ができるのかを考え、斎王代という大きな役割を真摯に受け止めて、精一杯務めたい」と語った金井さんは、晴れのお披露目の席に着物を新調することなく、母親の秀美さんが嫁入りの際に祖母から送られたという振袖姿で臨みました。

斎王代は5月15日の葵祭まで様々な行事に参加します。






http://www.e-kyoto.net/

京都を歩くアルバム




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