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<東日本大震災>マグニチュード速報精度向上 年度内に

毎日新聞 5月15日(日)9時25分配信

 東日本大震災のような巨大地震の際、発生から15分程度で現在より正確なマグニチュード(M)の速報値を出せるよう、気象庁は地震情報を扱うシステムの改良に着手した。大震災では当初、M7.9と推定したため、岩手県沿岸の津波の高さを3メートルと予測し、避難の遅れを招いたとの指摘も出た。新システムは今年度中に稼働できる見通しで、津波の予測精度の向上と迅速化が期待される。【飯田和樹】

 気象庁が通常発表するMは、気象庁マグニチュード(Mj)と呼ばれ、地震計で記録した最大揺れ幅など限られたデータだけで決める。短時間で出せるのが長所だが、巨大地震では正確さを欠くという短所がある。一方、地震でずれた断層の面積などで算出する「モーメントマグニチュード(Mw)」もあるが、決定まで時間がかかる。

 東日本大震災では、気象庁は発生直後、規模をM7.9(Mj)と発表したが、約2時間45分後に発表したMは8.8(Mw)で、2日後にM9.0(同)と確定した。津波の高さも当初の予想を大きく上回り、予想高の低さを理由に避難しなかった人が多数いたことが分かっている。

 気象庁によると、Mwは職員が手作業で算出しているため、迅速化へ向け、コンピューターで自動的に解析できるようシステムのプログラムを変更する。また、世界約40カ所のデータを使っていたが、15分程度で集まる太平洋沿岸各国のデータだけで速報値を出す仕組みにする。

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最終更新:5月15日(日)9時29分

毎日新聞

 

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