健康に関して
更新日:2011年4月18日
放射性物質が漏えいしていると聞きましたが、健康に問題はないですか?
お答えします
都内で健康に問題を生じるほどの放射線量はありません。放射線は、発生源から遠くなればなるほど減少します。練馬区は現地から200km以上離れています。いつもどおりに生活できます。
都内で測定された放射線量で、健康被害は出るのでしょうか?
お答えします
年間100,000マイクロシーベルト以下の放射線量であれば、健康への影響は無いといわれています。現在の都内の放射線量では、健康被害が起こる値ではありませんので、ご安心ください。(下記の表をご参照ください)
一時間あたりの大気中の放射線量 (マイクロシーベルト/時間) | 屋外に一日いた場合の 積算値(マイクロシーベルト) | 屋外に一年いた場合の 積算値(マイクロシーベルト) |
---|---|---|
過去の平常時の平均値 0.035 | 0.84 | 306.6 |
3/11以降の最大値 0.809 | 19.416 | 7086.84 |
4/1〜4/11までの平均値 0.0881 | 2.114 | 771.61 |
※ 3/11以降の最大値が一年間継続したとしても、健康に影響が出るといわれている100,000(マイクロシーベルト/年間)に比べ、相当低い値です。また、その後都内の放射線量は徐々に減少する傾向にあります。
ヨウ素剤を飲んだ方が良いですか?
お答えします
ヨウ素剤は、放射線の一種である放射性ヨウ素が体内に入った場合にのみ有効です。避難所等で被ばくが明らかな方に、医師が診察し判断して処方します。一般の薬局等では買えません。
なお、イソジンやヨードチンキは内服するものではありません。飲むと体に有害な恐れがありますので、絶対に飲まないでください。
健康に不安があります。検査した方がいいですか?
お答えします
避難指示、屋内退避勧告要請があった地域の住民以外の方は、基本的には検査を受ける必要はありません。
放射線は感染するものではありません。福島原発から近い地域から避難されてきた方々に対しても、どうぞ温かくお迎えください。
妊娠中なので、放射線の影響が心配です。大丈夫ですか?
お答えします
都内において、妊婦さんの健康に影響が出るような放射線量は測定されていません。また、放射性物質が検出された産地の農産物は、出荷規制や出荷自粛が行われていますので、現在流通している食品は安全です。
妊娠中の方、小さなお子さんをもつお母さんの放射線へのご心配にお答えします。
平成23年4月7日、厚生労働省では、今回の福島第一原子力発電所事故を受け、放射線の影響に関して妊娠中の女性や育児中の母親が持つような不安に答えるためのパンフレットを作成しました。
粉ミルクの調乳に使う水が心配です。ミネラルウォーターなら大丈夫ですか?
お答えします
乳児についても、現在(4月3日)の東京の水道水で調乳されて問題はありません。一部の硬水では、粉乳が十分に解けないことがあります。また、硬水には多くのミネラルが含まれており、乳児には過剰な負担を与える可能性があります。この場合には、水道水を用いるのが安全です。
洗濯物を外に干すことや、雨が心配なのですが?
お答えします
都内において洗濯物を外に干すことは問題ありません。どうしてもご心配な場合は、屋内に干すなどの対応をすることが考えられます。雨や雪についても、健康への影響が心配される状況ではありません。普段と同じです。
お問い合わせ
健康部 保健予防課 感染症指導係
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電話:03-5984-4671(直通)
ファクス:03-5984-1211
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