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【国際】

IMF専務理事を逮捕 NYで性的暴行の疑い

2011年5月15日 11時32分

 国際通貨基金(IMF)のストロスカーン専務理事

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 【ニューヨーク共同】米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)は、国際通貨基金(IMF)トップのドミニク・ストロスカーン専務理事(62)が14日午後、ホテル従業員への性的暴行の疑いでニューヨーク市内のケネディ国際空港をパリに向けて出発する直前に拘束、逮捕されたと報じた。

 専務理事はフランス人で来年に実施されるフランス大統領選挙への出馬も取り沙汰されており、逮捕はIMFの政策運営だけでなくフランスの政局にも影響を与えそうだ。

 AP通信によると、ストロスカーン氏はニューヨーク市警の調べに対し、供述を拒否した。IMFの広報担当者は共同通信の取材に「コメントできない」と回答した。

 ニューヨーク・タイムズが報じた市警当局の調べによると、専務理事は同日、宿泊していたニューヨークの繁華街にあるホテルで女性従業員に暴行した疑い。

 市警から連絡を受けた空港管理当局者がエールフランス機に搭乗していた専務理事を拘束、警察に引き渡したという。

 ストロスカーン氏は2007年にIMF専務理事に就任した。金融危機の対応や、財政難に陥ったギリシャへの支援などで手腕を発揮。一方で08年には地位を利用し部下と性的関係に及んだ疑惑が浮上し、IMFが調査をした経緯もある。

 

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