ライフ【放射能漏れ】魚介類には「解除ルール」なし 魚も海水も動く…基準づくりは困難+(2/2ページ)(2011.5.14 21:07

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【放射能漏れ】
魚介類には「解除ルール」なし 魚も海水も動く…基準づくりは困難

2011.5.14 21:07 (2/2ページ)
漁期が始まる回遊魚のルート

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漁期が始まる回遊魚のルート

 こうした中、水産庁は5月6日、放射性物質の魚介類への影響について調査拡充の方針を示した。これまではコウナゴのように沿岸部で取れるものが調査の中心で、魚種も各県の漁協任せだったが、カツオやサバ、サンマなどポピュラーな魚が漁期を迎えるため、対象を回遊魚にも広げた。

 方針では回遊魚の調査で基準値を超えた場合、操業を自粛。その後は原則週1回の調査を実施し、野菜などと同様に3回連続で基準値を下回れば漁再開というルールも設けた。水産庁などはカツオが盛漁期を迎える夏までに、法律に基づく出荷停止措置が取られた場合の解除基準の策定を目指すが、動き回る魚の基準づくりは簡単ではない。

 水産庁とともに基準策定に当たる厚生労働省の担当者は「規制や解除の範囲を自治体単位にするか、漁協単位にするのかなど線引きは難しい」と話しており、基準策定は難航しそうだ。 (長島雅子)

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