長江〜6380キロを辿る〜

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CHANG JIANG

中国最大の大河。中国人の生命と歴史を生み出してきた長江。世紀の記録の全貌をかつてないスケールで制作。
チベット高原から東シナ海まで続く中国最長の大河、長江。中国のNHKに当たる国営放送、中央電視台が2年の歳月と300人に及ぶスタッフ、そして大規模な空撮や最新のハイビジョン技術を投入するなど、総力を結集して、全長6380キロの流域全てにわたる大自然と人々の暮らしなど、長江の全貌を収めた。
2006年、中国全土でゴールデンタイムに放送され、高い視聴率と話題を巻き起こしたドキュメンタリー大作。全33話。

放送スケジュール

サブタイトル 解説 放送日時
#1 大河の変貌/#2 源泉をたどる ●中国は過去20年間で大きな変貌を遂げた。長江全域を撮影した最新の映像と、1980年代初頭に撮影された映像とを比較しながら、流域での人々の暮らしの変化を追う。
●取材班は長江の源泉を求めてチベット高原のグラダンドン山を目指した。そこは6000mを越える山々に囲まれた、美しくも過酷な世界だった。
2011/05/15/(日)21:00
#3 いのちの高原/#4 金沙江の流れ ●チベット高原は動物たちの楽園だ。開通したばかりのチベット鉄道にも、環境への配慮が施されている。雄大な風景が広がるこの地で、人間は自然と共存している。
●玉龍雪山の麓にある麗江の町は有名な観光地だ。古い民家が軒を連ね、水路が縦横に走る。水の恩恵を受けてきたこの町と、そこに住む人々の生活を訪ねる。
2011/05/15/(日)22:00
#5 河は東へ/#6 水の年輪 ●源泉から宜昌までの4500kmが長江の上流である。長江は三江併流、虎跳峡、長江第一彎で絶景を見せ、宜賓や重慶の街を潤し、三峡の深い峡谷を通り抜ける。
●世界遺産に登録された九寨溝と黄龍溝は神話の世界のような幻想的な景色を見せる。原生林に囲まれた美しい自然、そしてここに住むチベット族の生活を訪ねる。
2011/05/15/(日)23:00
#7 青銅がかたる歴史/#8 古蜀の盛衰 ●三星堆遺跡で発見された出土品は人々を驚かせ、この地で高度な文明が発達していた可能性が論じられるようになった。遺跡発掘の軌跡を追い、出土品の謎に迫る。
●三星堆の文化はなぜ消失してしまったのか。三星堆遺跡と現代とを繋ぐヒントを四川省に住む少数民族に求め、謎に満ちた歴史をひもといてゆく。
2011/05/15/(日)深夜 00:00
#9 水に潤う成都/#10 東へ向かう大仏 ●二本の川に囲まれた都市、成都。ここに暮らす人々の生活、昔ながらの街並、そして2000年前に作られた水利事業の遺跡である都江堰など、成都の今と昔を訪ねる。
●川を見下ろす巨大な楽山大仏。仏教の霊山として名高い峨眉山。そして5万体余りの彫刻が並ぶ大足石刻。世界遺産にも登録された四川の仏教遺跡を巡る。
2011/05/15/(日)深夜 01:00
#11 赤い水の恵み/#12 江上の道 ●長江の支流、赤水河流域では多くの蒸留酒が生産されている。この地方の豊かな自然と清らかな水があってこそ、これらの銘酒が生み出されたのだ。
●重慶から上海までの長江は昔から水上交通の大動脈として機能していた。帆船から汽船へ、客船から貨物船へ。その主役は変わっても、その役割は増すばかりだ。
2011/05/22/(日)21:00
#13 水と火がまじわる街/#14 沈まない三峡 ●1997年に中国の四つ目の直轄市となった重慶市は、高層ビルが立ち並ぶ大都市だ。夏の暑さと火鍋で知られるこの街の歴史と、発展を続ける現在の姿を映し出す。
●三峡ダムの工事が進み、広大な地域がダムの底に沈もうとしていた。貴重な歴史遺産の発掘と保護が急がれる中、次々と成果が上がってゆく。
2011/05/22/(日)22:00
#15我が家との別れ/#16あたらしい故郷 ●三峡ダムに沈む土地には100万人もの人々が暮らしている。住み慣れた土地に別れを告げる人々にスポットを当て、史上空前の大移民の様子を追跡する。
●三峡から引越してきた人々は新しい土地での生活を始めていた。残っていた人も次々と故郷を後にする。長江の水位は156mまで上昇し、世紀の大移民は終了する。
2011/05/22/(日)23:00
#17 夢にまで見たダム/#18 海にそそぐ流れ ●世界最大の水利施設、三峡ダム。それは長い間洪水に悩まされてきた人々の念願だった。困難を乗り越え、不可能を可能にしたダム建設の全貌に迫る。
●三峡を過ぎた長江は穏やかな流れをたたえる。三国志に登場する荊州の街から河口がある上海まで、長江の中・下流域の名所を次々と紹介する。
2011/05/22/(日)深夜 00:00
#19 水面にうつる山峰/#20 川とくらす都市 ●山水画のような絶景が見られる世界遺産、張家界。この世の桃源郷として知られる神秘的な風景と、土家族が暮らす王家坪村ののどかな田園風景を訪ねる。
●長江の中流域に位置する大都市、武漢。長年洪水に悩まされながらも同時に河の恩恵も受けてきた。そんな武漢の歴史と人々の暮らしを描き出す。
2011/05/22/(日)深夜 01:00
#1 大河の変貌 中国は過去20年間で大きな変貌を遂げた。長江全域を撮影した最新の映像と、1980年代初頭に撮影された映像とを比較しながら、流域での人々の暮らしの変化を追う。 2011/05/23/(月)19:30
#2 源泉をたどる 取材班は長江の源泉を求めてチベット高原のグラダンドン山を目指した。そこは6000mを越える山々に囲まれた、美しくも過酷な世界だった。 2011/05/24/(火)19:30
#3 いのちの高原 チベット高原は動物たちの楽園だ。開通したばかりのチベット鉄道にも、環境への配慮が施されている。雄大な風景が広がるこの地で、人間は自然と共存している。 2011/05/25/(水)19:30
#4 金沙江の流れ 玉龍雪山の麓にある麗江の町は有名な観光地だ。古い民家が軒を連ね、水路が縦横に走る。水の恩恵を受けてきたこの町と、そこに住む人々の生活を訪ねる。 2011/05/26/(木)19:30
#5 河は東へ 源泉から宜昌までの4500kmが長江の上流である。長江は三江併流、虎跳峡、長江第一彎で絶景を見せ、宜賓や重慶の街を潤し、三峡の深い峡谷を通り抜ける。 2011/05/27/(金)19:30
#21 道教の本山/#22 廬山の別荘 ●道教の本山である武当山の建築群は、北京の故宮と並び称されるほどの規模と絢爛さを誇る。今も道教の修行者たちが集まるこの山の雄大な風景を紹介する。
●李白や白居易など、多くの文人が訪れた廬山は19世紀末から外国人が集まる別荘地となった。この山を愛した人々の足跡を辿り、廬山の魅力を浮き彫りにする。
2011/05/29/(日)21:00
#23 徽州の古民家/#24 幻想の黄山 ●数百年前に建てられた古い民家が残る安徽省南部。この一帯は古くは徽州と呼ばれ、多くの商人を輩出した土地柄だ。彼らが建てた古い建築の数々を訪ねる。
●世界文化遺産と自然遺産の両方に登録された黄山は中国で最も有名な観光地のひとつだ。天候や季節によって姿を変えるその風景は、登山客を魅了してやまない。
2011/05/29/(日)22:00
#25城 壁に守られた都市/#26 変わりゆく村 ●呉や明など多くの王朝が都を築き、昔から戦乱に巻き込まれてきた南京には今なお城壁が残されている。古い都の歴史と、近代化してゆく街の姿を描き出す。
●造船と運輸業で成功した武家嘴村や農村改革の先駆けとして知られる華西村。長江下流域に位置するこれらの村は、近年の農村の発展と変化を如実に物語る。
2011/05/29/(日)23:00
#27 あたらしい潮流/#28 蘇州の曲水 ●昔から農業が盛んだった長江デルタは現在では製造業の拠点となっている。農村に過ぎなかった昆山や庭園で知られる蘇州も工業都市として生まれ変わった。
●運河が縦横に流れ、東洋のベニスと呼ばれている蘇州。この街に残る伝統的な庭園や、漢詩で知られる寒山寺など、世界文化遺産に登録された名所を案内する。
2011/05/29/(日)深夜 00:00
#29 古い村をたずねて/#30 走りつづける上海 ●典型的な江南の水郷風景を今なお残す周庄。水路に囲まれていたために道路が発達せず、長い間静寂を守ってきた。そんな周庄と、周辺の古い町を訪ねる。
●中国の玄関として発展した上海には西洋風のノスタルジックな建築が数多く残されている。これらの建築を保存しながらも再開発は進み、街は活気に溢れている。
2011/05/29/(日)深夜 01:00
#31浦東の摩天楼/#32海とまじわる長江/#33長江は流れつづける ●工場や農地しかない寂しい場所だった上海浦東地区は90年代に入ると中国随一の高層ビル群に変貌した。浦東地区の奇跡ともいえる発展を振り返る。
●長江の土砂が堆積してできた巨大な中州、崇明島。長江と黄浦江が合流する場所にある宝山。長江河口付近は食料の生産基地であり、交通の要衝でもある。
●洪水をもたらす土地開発、深刻化する水質汚染、絶滅が危惧される動物たち。環境問題への意識が高まる中、長江の未来のために努力を惜しまぬ人々がいる。
2011/05/29/(日)深夜 02:00

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