県は4日、福島県など東北各県から県内に搬入された牛を処理した肉骨粉から、1時間当たり最大0・16マイクロシーベルトの放射線が検出されたと発表した。周辺に影響を与えるものではないという。
県によると、2日に青森市の産廃処理施設で廃棄物の肉骨粉を受け入れる際、肉骨粉を積んだトラック3台が放射線検知システムに反応した。肉骨粉は福島県などから運び込まれた死んだ牛を八戸市の工場で処理したものだった。
福島第1原発の事故の影響が考えられるという。放射線が測定された廃棄物の取り扱いが法令上で決まっていないため、青森市の施設で当面保管するという。【矢澤秀範】
毎日新聞 2011年4月6日 地方版
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