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【虎のソナタ】「落合(虎に)ください」

2011.5.15 05:00
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特集 : 阪神
【虎のソナタ】「落合(虎に)ください」

試合前、メンバー交換する中日・落合監督(右)と真弓監督【フォト】

 落合博満が来年、阪神の監督に就任することになりました。

 「“ぜひとも欲しい”とお願いしたら“いいよ”て言うてくれた」

 越後屋局長植村徹也が、甲子園球場のロイヤルスイートルームで“落合監督譲渡”の内諾を得てニコニコしております。この日は、中日新聞社、産経新聞社の首脳が甲子園で観戦する親睦会が開催されました。

 中日新聞社側は名古屋から、加藤幹敏取締役・編集担当兼スポーツ紙担当、志村清一名古屋本社編集局長、中西英夫中日スポーツ総局長、斎田太郎社会部長、秦融運動部長が来阪。場所が甲子園ですから、当然こちらがホストなのですが、そこは越後屋。調子に乗ったら止まりません。

 チノパンにジャンパーというカジュアルな服装だった志村編集局長に、「お若いですなあ」。すると志村さん「いや、家内がこれで行きなさいというのでね」。

 夫人の百合子さんが「虎のソナタ」を愛読してくださっているそうで、親睦会の予定を伝えたところ、「また越後屋さんに会うの? じゃあこの服装で行って、越後屋さんにイジってもらって『虎ソナ』に載せてもらってよ」と用意されたのだそうです。

 「すごいでえ。チノパンとジャンパーで10万円。松坂屋で買うたんやて。カジュアルでも、松坂屋はちゃうなあ」。そりゃ、越後屋と松坂屋はだいぶ違うでしょ。

 で、試合が始まると、あちらは全員熱烈なドラファンなのに、阪神の帽子をかぶって観戦してくださっていました。甲子園に招かれたのだから−という大人の配慮ですが、越後屋はこれでさらに調子づきます。

 「阪神を応援してくれるんやったら、落合監督を譲ってくれまへんか? あの采配があれば勝てる。落合、ください」

 すると加藤取締役は、「どうしても欲しいの? そこまでいうのなら、あげてもいいよ」。

 だめですよ、加藤さん。相手は社交辞令を本気にするヤツです。というか、社交辞令と分かっていても分かっていないふりをして、本当にもらっちゃおうと企むヤツです。昨年のこの親睦会で、新外国人・セサルが拙守を連発。中日新聞首脳が「明日帰国だね」と激怒されて、これに「セサルはクビや。中日新聞では書かないやろ。中日新聞で書かないことはサンスポで書くんや」と食いついた男ですよ。

 親睦会は、次回は8月にナゴヤドームで行われます。もしかして越後屋は、正式な申込書を持って行くんと違うか…。

 ところで、一部の阪神ファンの間で今、妙なことが話題になっています。それは『久保投手が先発するときは、必ず金本選手がスタメンをはずれる。なんでやろ?』というモノ。

 この日、相手投手は左腕のチェンでしたが、金本に代わってレフトで先発したのは同じ左打ちの林でした。先週まで金本が先発を外れたのはすべて金曜日。前回まで金曜日の阪神の先発投手は久保です。そして、この日の先発投手は土曜日にずれた久保で、金本がスタメンをはずれて…。

 「たまたまだよ」

 首脳陣のひとりは、単なる偶然を強調しました。調子が悪いと、こんなことが話題になったりもします。勝ってくれ〜、頼むよ。

(紙面から)


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