女王様→SE。回春エステ→大手ゼネコンetc.
氷河期を勝ち抜いた“嬢”たちが、アナタの会社にやってくる
夢は老人ホーム経営! 人気風俗嬢が介護のプロに
(SPA! 2011年4月12日号掲載) 2011年5月11日(水)配信
高校から福祉科に通う彼女が介護に目覚めたのは、祖母の介護にやってきた訪問介護士との出会い。会話や親切丁寧なケアで元気になる祖母の姿を端で見て、介護の道に進もうと決意したという。特殊に見られる風俗の世界に足を踏み入れたのも、自然の流れだったのかもしれないと述懐する。
「シャワーを浴びるときに『温度大丈夫ですか?』とか『痒いところないですか?』って声をかけたりするのが、学校の研修でやっていた入浴介助に似ているんです。だから男の人の体に触れたり、下の世話をしたりするのも抵抗なかったですね。むしろ得意です(笑)」
奉仕の気持ちも介護の気持ちも同じことだと、彼女はサラリと言ってのけた。
就職活動も、実習先で施設長から「ウチにおいでよ」と誘われスンナリ内定。介護関係はどこも人手不足なので、引く手あまただったという。
「4月からは大阪の特別養護老人ホームで働きます。ヘルスは3月いっぱいで卒業し、その分より多くの高齢者の方々にご奉仕できれば……と思ってます」
彼女の“奉仕”を受けられる高齢者の方々は、きっと幸せなはずだ。新生活を思い描く彼女の顔は、希望に満ちあふれていた。
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