「広島0-3巨人」(13日、マツダ)
1球で仕留めた。0‐0の四回、無死一塁。難敵バリントンの初球直球だった。巨人・ラミレスが豪快に振り抜いた打球は、敵地のため息とともに左翼席へ。「完ぺきだった」。主砲が自画自賛する7号2ランで、ベンチは一気に沸き返った。
三回、復調ムードにある1番の小笠原が左ふくらはぎ上部に死球を受け、もん絶。自力で歩くことができず、途中交代していた。阿部、高橋由に続き、小笠原まで…。またも主力が負傷離脱する事態に、ベンチには暗雲が漂っていた。
ラミレスは「小笠原さんの分までカバーしようという気持ちがホームランになった」。マツダスタジアムでは今季の3本を含め、通算28試合で14本塁打。鯉キラーの一撃が、試合の流れを大きく変えた。
原監督は「あの2点は、まばたきしている間に取ってくれた」。ラミレスの前に左前打を放った坂本も、初球をとらえ出塁していた。制球のいいバリントンに対し「ミーティングで早いカウントから仕掛けていこうという話があった」とラミレス。狙い通りの攻撃で難敵を攻略した。
小笠原は病院には行かず、ベンチ裏でアイシング治療。試合途中に松葉づえをついて、球場を後にした。原監督は「軽症ではない」。14日の試合については当日の状態を見てからになるという。2連勝で借金は1となったが、主力を欠いた厳しい状況に変わりはない。主砲ラミレスを中心に、全員野球で戦っていく。
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