琴欧洲、平幕に５連敗　１４日から休場も…技量審査場所６日目

　◆大相撲技量審査場所６日目　○豪風（突き落とし）琴欧洲●（１３日・両国国技館）　大関・琴欧洲がまた負けた。西前頭４枚目の豪風に突き落とされ２日目から５連敗を喫した。大関が平幕に５日間、連続で負けた例は１９６０年夏に６連敗した琴ケ浜以来、５１年ぶりの屈辱。支度部屋では何を聞かれても無言。信頼回復の技量審査場所で自らの技量を完全に見失ってしまった。

　泥沼の５連敗で休場の可能性も浮上するが、師匠の佐渡ケ嶽親方（元関脇・琴ノ若）は「休むことは考えていない。本人からの申し出もない」と明かす。ただ、７日目の朝に本人が師匠に休む意思を伝える可能性もあり「明日ですね」と本人の決断を待つ姿勢を見せた。

　横綱、大関の上位陣の中で完全に取り残された琴欧洲。放駒理事長は「相撲がバラバラ。体の動きに気持ちがついていっていない」と嘆いていた。