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◆大相撲技量審査場所6日目 ○松谷(下手投げ)玉飛鳥●(13日・両国国技館) 西幕下4枚目の松谷(27)=松ケ根=が八百長問題の影響による大量昇進の一番乗りをゲットした。西十両12枚目の玉飛鳥(28)=片男波=を下手投げで破り、4連勝。今場所は17人の関取が引退、解雇となったため、来場所は幕下から大量13人の十両昇進がすでに理事会で承認されている。西4枚目の松谷は通常ならまだ昇進が微妙な4勝でも、名古屋場所の再十両は確実となった。幕内は早くも全勝が横綱・白鵬と新入幕の魁聖の2人に絞られた。
豪快だった。松谷は立ち合いで玉飛鳥を突き放すと、もろ差しに。一気に寄ると会心の下手投げで、土俵下まで投げ飛ばした。無傷の4連勝。幕下勝ち越し第1号となったが「緊張はしなかった」と冷静に振り返った。
これで昨年の名古屋場所以来の十両復帰が決定的となった。番付を編成する審判部の中村副部長(元関脇・富士桜)は「普段ならほかの力士との兼ね合いがあるから分からないが、今場所は幕下10枚目以内なら勝ち越せばチャンスはある。(上から数えた)順番からしたら(現地位でも)十両だから。もう相当有力だね」と明言した。
通常、勝ち越し1つごとに番付が半枚から1枚上がるのが目安。西幕下4枚目で4勝では十両昇進は微妙な状況だが、八百長問題で大量17人の関取が引退、解雇となった。理事会では場所後の編成会議で名古屋場所では戦後最多の13人を幕下から十両へ昇進させることを承認している。
悲願の再十両となる。昨年8月、野球賭博に関与していたことが発覚。協会の調査に申告せず、同年秋、九州と2場所連続出場停止処分を受けた。同時期には糖尿病を患ったことも発覚。血糖値は500まで上昇し「医者に『意識を失うよ』と言われた」という。土俵に立てない苦しみに追い打ちをかける出来事に、周囲には「やめようかな…」と漏らすこともあった。
だが「友人や家族から『やめるな』とか、いろんな声をかけてもらった。ここでやめたらお世話になった方々の顔に泥を塗ることになる」と一念発起。初場所に復帰してからは負け知らずの11連勝中だ。「これで終わりじゃない。十両になってからが恩返しのスタートだと思っている」と新たな決意を示していた。
◆松谷 裕也(まつたに・ゆうや)本名同じ。1984年2月9日、福岡・築上町出身。27歳。松ケ根部屋。大分・宇佐産業科学高で相撲を始める。駒大を経て、2006年春場所で初土俵。10年夏、新十両。同年8月に野球賭博の関与が発覚。2場所の出場停止処分を受けた。序二段、幕下優勝1回。177センチ、125キロ。得意は突き、押し。
(2011年5月14日06時02分 スポーツ報知)
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