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細野補佐官 メルトダウンは想定外

5月13日 18時53分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

東京電力の福島第一原子力発電所1号機で、核燃料が溶け落ちる、いわゆる“メルトダウン”が起きていたとみられることについて、原発事故を担当する細野総理大臣補佐官は「私も想定しておらず、認識が甘かったと反省している」と述べたうえで、原子炉の状態を表す過去のデータを検証する考えを示しました。

細野総理大臣補佐官は、13日の記者会見で「原子炉の水位計などのデータが正しいとすると、1号機の原子炉の状態はいわゆる“メルトダウン”の定義が当てはまると思う。原子炉の底のほうにほぼすべての燃料が溶けて集まっているとは私も想定しておらず、認識が甘かったと反省している」と述べました。また、細野補佐官は「反省しなければならないのは、これまで既存の計測器をある程度信用できるものと考えていたことだ。現在のデータが本当に正しいのか検証し、信用できるデータに基づくと1号機から4号機でどの程度燃料が溶けているのか、検証できる部分は検証する」と述べたうえで、こうしたデータを前提にして17日に工程表の見直しを発表する考えを示しました。