いわきのアユなどから基準超の放射性物質
国と県は13日、いわき市の鮫川で採取されたアユと、北塩原村の桧原湖のワカサギから食品衛生法の暫定基準値(1キログラム当たり500ベクレル)を超える放射性セシウムを検出したと発表した。淡水魚から基準を上回る放射性物質が検出されたのは初めて。アユからは1キログラム当たり720ベクレル、ワカサギからは同870ベクレルを検出した。県によると、禁漁期間のため市場には出回っていないとしている。
このほか、いわき市久之浜沖のシラスから560ベクレル、同市勿来沖のシラスから850ベクレルと、いずれも基準値を超える放射性セシウムを検出した。現在、漁をしていない。
ヒラメやマコガレイ、ミズダコ、矢祭町のアユなどは基準値を下回った。
(2011年5月14日 福島民友ニュース)
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