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2010-04-18 18:53:10 テーマ：中央競馬の統計結果　（応用編）

単勝人気に基づく３連単人気（1、2、3着馬の単勝人気）とその頻度　（応用編）その３-２

単勝人気に基づく　　　　

中央競馬の統計結果　牧原駿　（文芸社）

（本書は好評で、初版発効日の５日後に、たちまち重版発行されている。）

本書の応用編、『３連単馬券の買い方（方法）とその年間収支結果〔シミュレーション（模擬実験）〕』の結果が、あります。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　↓

監修者 HP ： http://www.ac.auone-net.jp/~keiba-to を、ご覧下さい。

―　―　→　前回の（応用編）　その３-１のつづき

注意：このブログは、１回に書ける字数に制限があるので（応用編）　その３-１と３-２に分けてあります。　前回の（応用編）　その３-１から見てください。

　　　　　　　　　　　　　　　（応用編）その３-２

単勝人気に基づく３連単人気（1、2、3着の単勝人気）とその頻度　（応用編）　その３-２　　２着を単勝②、③番人気とした場合

３連単馬券の買い方（方法）とその年間収支結果
　シミュレーション（模擬実験）

３連単馬券の買い方（方法）を各種定め、その年間収支の関係を、本書『中央競馬の統計結果』を基に、シミュレーション（模擬実験）した。　その結果を表1に表した。　またその関係を図1に示した。

表1　３連単馬券の買い方（方法）とその年間収支結果
　　　　２着を単勝②、③番人気とした場合（図1参照）

↑ 表をクリックすると拡大します。

図1　３連単馬券の買い方（方法）とその年間収支結果

２着を単勝②、③番人気とした場合（表1参照）

表1の横行は、各種３連単馬券の買い方（方法）〔フォーメーション（陣形）〕、１レースの馬券購入枚数（通り）の算出式、年間収支（３連単160レース）の馬券購入金額、払戻金額、差引残額である。

縦列は、各種３連単馬券の買い方を図（グラフ）に表すのが困難なため呼称番号（番）で表した。呼称番号は、表と図に対応できるようにした。

表1は、本書『中央競馬の統計結果』表 2.1の１、２、３着馬の単勝人気とその入着頻度の関係から、２着に単勝②、③番人気の馬が34.1％入着していることに着目して、３連単馬券の２着に単勝②、③番人気を選んだ。

また１着には単勝①～⑦番人気から単勝①～④番人気を選び、３着には単勝①～⑦番人気から単勝①～⑫番人気を選んだ。

この各種３連単馬券の買い方〔フォーメーション(陣形)〕を呼称番号１～６番で表し、その年間収支の関係を表1に表した。　またその関係を図1に示した。

表1、図1より、呼称番号１、２、３、４、５は、年間収支がそれぞれ108,240円、274,160円、55,240円、2,020円、42,680円の黒字であった。　また、呼称番号６は、-9,990円の赤字であった。　この黒字、赤字はいつも同じ呼称番号ではないので注意が必要である。

呼称番号４（黒字）と呼称番号６（赤字）は、金額が少ないため図1には顕著に表れていない。　〔金額のスケール（目盛り）が大きいため〕

シミュレーション（模擬実験）のまとめ

３連単馬券の買い方（方法）を各種変えて、その年間収支の関係を、本書『中央競馬の統計結果』を基に、シミュレーション（模擬実験）した。

その結果、表1の呼称番号１～６（通り）において、黒字（５通り）、赤字（１通り）であった。

黒字の呼称番号の数は、5/6で、黒字の金額は2,020 ～ 274,160円であった。　また、赤字の呼称番号の数は、1/6で、赤字の金額は-9,990円であった。　黒字の金額は多く、赤字の金額は少なかった。

一般的には、単勝人気の高い馬ほど的中確率は高くなるが、払戻金が少なく、的中しても利益にならない場合がある。

逆に、単勝人気の低い馬は、的中確立は低いが、的中すると高利益になる場合が多い。　しかし、的中するまで資金が続かなくなる弱点がある。

これらのバランスを考慮して、より一層、高的中確率、高払戻金額の馬券の買い方を見出す必要がある。

ここで、馬券の買い方のシミュレーション結果は、いつもこの通りになるということではない、このような傾向があったということである。

これを、的中確立の高い、高払戻の馬券の買い方にするには、各種馬券の買い方のシミュレーション（模擬実験）を数多く行ない、効率の高い馬券の買い方を見出すことが必要である。

また、この馬券の買い方のシミュレーション結果は、１レースに買う馬券の数が多いので、もう少し少ない数で、的中確率を上げる方法も考える必要がある。

おわりに

今回は、本書『中央競馬の統計結果』を基に、２着に単勝②、③番人気の馬が34.1％入着していることに着目して、２着に単勝②、③番人気の馬を選んだ。

１着に単勝②、③番人気と単勝③、④番人気の馬を選んだ場合の統計結果は、監修者 HP にあります。

　　　　　　↓

監修者 HP ： http://www.ac.auone-net.jp/~keiba-to をご覧下さい。

書籍（文芸社）： http://www.bungeisha.co.jp/bookinfo/detail/978-4-286-03180-4.jsp

電子書籍（立読み無料）： http://www.boon-gate.com/cgi/search/details.cgi?id=12771

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2010-04-18 17:18:03 テーマ：中央競馬の統計結果　（応用編）

単勝人気に基づく３連単人気（1、2、3着馬の単勝人気）とその頻度　（応用編）その３-１

単勝人気に基づく　　　　

中央競馬の統計結果　牧原駿　（文芸社）

（本書は好評で、初版発効日の５日後に、たちまち重版発行されている。）

本書の応用編、『３連単馬券の買い方（方法）とその年間収支結果〔シミュレーション（模擬実験）〕』の結果が、あります。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　↓

監修者 HP ： http://www.ac.auone-net.jp/~keiba-to を、ご覧下さい。

注意：このブログは、１回に書ける字数に制限があるので（応用編）　その３-１と３-２に分けてあります。　この（応用編）　その３-１から見てください。

　　　　　　　　　　　　　　　（応用編）その３-１

単勝人気に基づく３連単人気（1、2、3着の単勝人気）とその頻度　（応用編）　その３-１　　２着を単勝②、③番人気とした場合

３連単馬券の買い方（方法）とその年間収支結果
　シミュレーション（模擬実験）

前回、前々回は、本書『中央競馬の統計結果』を基に１、２、３着に入着した馬の単勝人気（番）を３連単で表し、その的中頻度（回数、率）と払戻金（最低、最高、平均、合計）の関係を統計的に整理（解析）した。

前回は特に、１着に単勝①、②番人気、２着に単勝①～⑦番人気、３着に単勝①～⑫番人気を選んで３連単馬券を買った場合の、年間収支結果（馬券購入金額、払戻金額、差引残額）の関係を統計的に整理（解析）した。

今回は、１着に単勝①～⑦番人気、２着に単勝②～③番人気、３着に単勝①～⑫番人気を選んで３連単馬券を買った場合の、年間収支結果（馬券購入金額、払戻金額、差引残額）の関係を統計的に整理（解析）する。

３連単馬券の買い方（方法）とその年間収支結果は、馬券購入方法をフォーメーション（陣形）とし、1、2、3着にマークする単勝人気を各種定め、その年間収支結果（馬券購入金額、払戻金額、差引残額）の関係を表した。　〔シミュレーション (模擬実験)〕

表１の１レースの購入馬券枚数（通り）の説明は、前回説明した１着と２着の単勝人気が入れ替わっているだけである。したがって、購入馬券枚数（通り）の数は変わらない。

同一レースにおいて、同じ馬が、２回以上入着することはないので、上記のような買い方をしてもよい。

３連単の組合せが理論的に成立しないものは自動的に除外される。
（例： ①①①、①①②、①②②など）

１レースに購入する３連単購入馬券枚数（通り）の算出式
　〔フォーメーション（陣形）〕

１着にマークする単勝人気馬の数をｎ₁、２着にマークする単勝人気馬の数をｎ₂、３着にマークする単勝人気馬の数をｎ₃とすると、１レースの３連単馬券購入枚数 N（通り）は、

N ＝ (n₁－１) ｎ₂ (ｎ₃－２) ＝ｎ₂(n₁－１) (ｎ₃－２) で表される。

例えば、呼称番号１(番)のときは、

n₁＝7、ｎ₂＝2、ｎ₃＝７を代入すると、

N ＝ (７－１) 2 (７－２) ＝２(７－１) (７－２)
　＝２×６×５＝６０ (通り) となる。

ただし、この式はこの条件下で成立する式であり、他の条件では成立しない場合があるので注意が必要である。

　（応用編）　その３-２は、次回へ　―　―　→　つづく

統計結果は、図（グラフ）と表で示し、概要が一目で分かるようになっている。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　↓

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2010-02-05 18:02:14 テーマ：中央競馬の統計結果　（応用編）

単勝人気に基づく３連単人気（1、2、3着馬の単勝人気）とその頻度　（応用編）その２

単勝人気に基づく　　　　

中央競馬の統計結果　牧原駿　（文芸社）

（本書は好評で、初版発効日の５日後に、たちまち重版発行されている。）

本書の応用編、『３連単馬券の買い方（方法）とその年間収支結果〔シミュレーション（模擬実験）〕』の結果が、あります。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　↓

監修者 HP ： http://www.ac.auone-net.jp/~keiba-to を、ご覧下さい。

単勝人気に基づく３連単人気（1、2、3着の単勝人気）とその頻度　（応用編）　その２　１着を単勝①、②番人気にした場合

３連単馬券の買い方（方法）とその年間収支結果

シミュレーション（模擬実験）

前回は、本書『中央競馬の統計結果』を基に１、２、３着に入着した馬の単勝人気（番）を３連単で表し、その頻度（回数、率）と払戻金（最低、最高、平均、合計）の関係を統計的に整理（解析）した。

今回は、紙面の制約で表示できなかった前回の表1の右半分、３連単馬券の買い方（方法）とその年間収支結果について整理（解析）する。

前回の表1の右半分、３連単馬券の買い方（方法）とその年間収支結果は、馬券購入方法をフォーメーション（陣形）で表し、1、2、3着にマークする単勝人気を各種定め、その年間収支結果を表したものである。　〔シミュレーション (模擬実験)〕

これをさらに詳しく整理（解析）して、表1.1に示す。

表1.1の１レースの購入馬券枚数（通り）の説明

〔フォーメーション (陣形)〕

　↑ 図をクリックすると拡大します。

同一レースにおいて、同じ馬が、２回以上入着することはないので、上記のような買い方をしてもよい。

３連単の組合せが理論的に成立しないものは自動的に除外される。
（例： ①①①、①①②、①②②など）

１レースに購入する３連単購入馬券枚数（通り）の算出式

〔フォーメーション（陣形）〕

N ＝ n₁(ｎ₂－１)(ｎ₃－２) で表される。

例えば、呼称番号１(番)のときは、

n₁＝２、ｎ₂＝７、ｎ₃＝７を代入すると、

N ＝２(７－１)(７－２)＝２×６×５＝６０ (通り) となる。

ただし、この式はこの条件下で成立する式であり、他の条件では成立しない場合があるので注意が必要である。

３連単馬券の買い方（方法）を各種変え、その年間収支の関係を、本書「中央競馬の統計結果」を基に、シミュレーション（模擬実験）した。　その結果を表1.1に表した。　またその関係を図1.1に示した。

表1.1　３連単馬券の買い方（方法）とその年間収支結果

　　　　　１着を単勝①、②番人気とした場合（図1.1参照）

図1.1　３連単馬券の買い方（方法）とその年間収支結果

１着を単勝①、②番人気とした場合（表1.1参照）

表1.1の横行は、各種３連単馬券の買い方（方法）〔フォーメーション（陣形）〕、１レースの馬券購入枚数（通り）の算出式、年間収支（３連単160レース）の馬券購入金額、払戻金額、差引残額である。

縦列は、各種３連単馬券の買い方を図（グラフ）に表すのが困難なため呼称番号（番）で表した。呼称番号は、表と図に対応できるようにした。

表1.1は、本書『中央競馬の統計結果』表 2.1の１、２、３着馬の単勝人気とその入着頻度の関係から、１着に単勝①、②番人気の馬が52.3％入着していることに着目して、３連単馬券の１着に単勝①、②番人気を選んだ。

また２着には単勝①～⑦番人気から単勝①～④番人気を選び、３着には単勝①～⑦番人気から単勝①～⑫番人気を選んだ。

この各種３連単馬券の買い方〔フォーメーション(陣形)〕を呼称番号１～６番で表し、その年間収支の関係を表1.1に表した。　またその関係を図1.1に示した。

表1.1、図1.1より、呼称番号１、２、６は、年間収支がそれぞれ76,240円、3,610円、2,320円の黒字になった。　また、呼称番号３、４、５は、それぞれ-60,510円、-231,550円、-126,950円の赤字になった。　この黒字、赤字はいつも同じ呼称番号ではないので注意が必要である。

呼称番号２、６は黒字であるが、金額が少ないため図1.1には顕著に表れていない。　〔金額のスケール（目盛り）が大きいため〕