国土交通省は、省エネ住宅を対象に、新築の住宅の購入者などが最大で32万円分のポイントを受け取ることができる「住宅エコポイント制度」について、申請が予想よりも多いことから、12月末としていたポイントの対象となる工事の着工の期限を大幅に早め、7月末までとすることを決めました。
住宅エコポイント制度は、住宅の新築やリフォームの際に二重サッシの窓を設置するなど省エネ住宅にすると、最大で32万円分のポイントを受け取ることができるものです。国土交通省によりますと、平成21年度以降で合わせて2400億円余り、120万戸分の予算を確保していましたが、予想を上回るペースで申請があり、先月末までの申請は66万戸分に達してすでに半分を超え、今後も大型のマンションなどの申請が相次ぐ見通しで、予算を早めに使い切る見通しとなりました。このため国土交通省は、12月31日としていた新築の着工やリフォームの着手の期限を大幅に早めて7月31日とすることを決めました。ポイントの申請手続きを行う期限については、これまでと変更はないということです。