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2011年5月13日(金) 19:20 |
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テクノスーパーライナーが出航へ
宮城県の震災被災地で、海のホテルとして被災者に利用してもらおうと、玉野市の三井造船玉野事業所に係留中の大型船、「テクノスーパーライナー」が、14日現地に向け出発します。
玉野市の「みどりの館みやま」では、テクノスーパーライナーの船内で、被災者の人に食べてもらう支援物資の贈呈式が行われました。 式では、岡山県市長会の会長と、みどりの館の支配人から、三井造船の担当者に目録が手渡されました。 また、玉野市長からは、市民からの応援メッセージが書かれた寄せ書きが贈られました。 みどりの館と岡山市長会からの支援物資は、新鮮な野菜や、日持ちする甘いものをという現地からの要請を受け、玉野産の千両なす100キログラムと、地元の和菓子や、スイーツなどの名産品が贈られました。 玉野市の三井造船玉野事業所に係留中のテクノスーパーライナーは、14日、宮城県の石巻港に向けて出航し、現地では、1泊2日のショートステイサービスを提供します。 出航前日の13日、船内が公開されました。 1階は、約90席の広々としたレストラン、食事は、バイキング形式で提供します。 被災者の宿泊する部屋は、3階と4階です。 全室、冷暖房を完備していて、各部屋に用意された毛布は、県民から寄せられたものだということです。 4階の特等室は、部屋の中にシャワー室も完備されています。 宿泊用の部屋は、61室と1人用の寝台40人分が用意され、最大181人まで収容可能です。 また、船内にある24ヵ所のシャワー室は、被災者のためにすべて提供するとしています。 岡山県民の思いが乗せられたテクノスーパーライナーは、14日、宮城県の石巻港に向けて出航し、現地到着後2週間、食事や宿泊設備を提供します。
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