中日スポーツ、東京中日スポーツのニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 中日スポーツ > プロ野球 > 紙面から一覧 > 記事

ここから本文

【プロ野球】

山崎9回1死から同点弾 完封負け寸前のチーム救う

2011年5月14日 紙面から

◆ロッテ1−1楽天

 主砲の意地、投手陣を救えないでいるもどかしさが、この一発を呼び込んだ。1点を追う9回1死、楽天の42歳ベテラン・山崎が、バックスクリーンに起死回生の同点4号ソロを突き刺した。

 「いやあ、願いがかなってよかった。ホームランしかねえと思ってたから」。アーチを描くのは4月30日のオリックス戦(Kスタ宮城)以来、10試合ぶり。ここまで無失点と好投していたロッテ先発・成瀬の初球、外寄りの135キロ直球を力強くたたいた。直球に狙いを絞り、得意のシンカーが来たら「引っかけてもしゃあない」。開き直って打席に立ち、敗戦まであとアウト2つだったチームを救った。

 ただ、打線全体は相変わらずの貧打にあえいだ。計11安打しながら、得点は山崎のソロ弾による1点のみ。終盤は4度の得点機をつくりながらあと1本が出ず、延長12回ドロー。10イニング1失点と好投した田中を援護することができなかった。

 チーム通算得点は57点で両リーグ断トツの最下位。星野監督は「武司がよく打ってくれた」と主砲の一発をたたえたものの、試合中はチャンスをつぶすたびに苦虫をかみつぶしたような表情を浮かべ、帰りのバスに乗り込む際には無言でちゃぶ台をひっくり返すようなジェスチャーも。堪忍袋の緒が切れる寸前だった。 (鶴田真也)

 

この記事を印刷する

PR情報

Ads by Yahoo!リスティング広告



おすすめサイト

ads by adingo




中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ