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　１２日未明に都内の自宅マンションで首をつって亡くなった、タレントの上原美優さん（本名・藤崎睦美、享年２４）の遺体は１３日、実家のある鹿児島・種子島で営まれる葬儀のために、東京から空路、鹿児島市へ移された。関係者によると、上原さんの父・藤崎久男さん（７８）が同市内で、変わり果てた姿になった１０人きょうだいの末娘と、悲しみの対面を果たしたという。

　亡くなる４時間前に愛娘と電話で話したばかりだった久男さんは、憔悴（しょうすい）しきっており、当初は種子島で変わり果てた上原さんの“帰り”を待つ予定だった。しかし、親子での最後の時間を少しでも長く過ごしたいという思いから、鹿児島市内までおもむいたようだ。

　この日、１４日に通夜、１５日に葬儀・告別式が営まれることが正式に決まった。関係者によると、遺族の強い希望で密葬の形をとるものの、上原さんを幼少時代から知る地元の仲間などの参列は受け入れるという。

　１２日夜には、都内で姉や親せきら１０人が寄り添った上原さんの遺体はこの日、市内の親せき宅で一晩安置された。１４日朝に、フェリーで３時間４０分かけて種子島へ渡る予定。上原さんの遺体は、自慢だった大家族との思い出が詰まった実家に戻る可能性は薄いという。