2011年5月14日1時19分
不当な差別や虐待で人権侵害を受けた被害者を救済するための人権侵害救済法案について、江田五月法相は13日の記者会見で「私たちが考えている法案の中にはメディアに関することは取り込まないということでいいと思っている」と述べ、報道機関に対する規制条項は盛り込まれないとの見通しを示した。
民主党内で検討されている同法案について、安住淳国会対策委員長は次期臨時国会に提出する考えを表明した。民主党は野党時代、報道規制を盛り込んだ自公政権案に反対し、報道機関の自主規制にとどめる対案をまとめている。江田氏は当時、民主党プロジェクトチームの座長として対案作りを主導した。