2011年5月13日10時18分
日本人の高校生10人が12日、国連本部で潘基文(パン・ギムン)事務総長を表敬訪問し、東日本大震災への支援について感謝の言葉を届けた。
10人は、世界各地からの高校生が各国の大使役を務め、紛争地域での武装解除や途上国も含めた持続的な発展のあり方などの国際問題を討論する「模擬国連」に参加するため、ニューヨークを訪問している。
この日は、桐蔭学園中等教育学校の小畠一真さん(17)が「日本が今回の悲劇から立ち直るために、国連がリーダーシップを発揮してくれたことに感謝したい」と述べた。潘氏は「よりよき人類の将来を築くためには、若い世代には世界的な視野を持ってほしい」と応じた。(ニューヨーク=春日芳晃)