2011年5月13日 23時45分
福島県は13日、北塩原村産のワカサギと、いわき市産のアユから国の暫定規制値(1キロ当たり500ベクレル)を超える放射性セシウムが検出されたと発表した。県内の淡水魚が規制値を上回るのは初めて。いずれも禁漁期間中で、市場には流通していないという。
県によると、北塩原村の檜原(ひばら)湖で10日に採取したワカサギから1キロ当たり870ベクレル、いわき市の鮫(さめ)川で8日に採取したアユから同720ベクレルを検出した。
また海水魚のシラスも初めて検査し、いわき市勿来(なこそ)沖のシラスから同850ベクレル検出された。【関雄輔】