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飯舘村で放射線説明会 住民の不安解消せず
福島第一原子力発電所の事故で高い放射線量が観測され続けている福島・飯舘村で10日、放射線の専門家による説明会が開かれたが、住民の不安の解消には至らなかった。
飯舘村は福島県内の他の地域に比べて高い放射線量が観測されていて、10日に開かれた説明会には約300人が参加した。この中で、政府の放射線アドバイザーも務める近畿大学・杉浦紳之教授が、観測されている放射線量の安全性を指摘した上で落ち着いて行動するように求めたが、住民からは不安や怒りの声が相次ぎ、不安の解消には至らなかった。
福島県は、独自に県内約2700か所で放射線量の測定を行い、情報を提供するなどして対策を進めていくことにしている。
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