理事長就任にあたって

楽友会が現在地に改築移転してきたのは平成８年４月でした。早いもので10余年が過ぎました。建物の改築に併せて、職員の皆さんが高齢者福祉の充実増進により一層の努力をしてきたことは、利用者の皆様及び家族の皆様がお認めになっていることだと思います。
　 楽友会の経営理念にも書かれていますように、当法人が最も重要視し且つ努力していることは、 「利用者はもとより地域社会における福祉の充実に貢献するために、適正かつ活力ある経営に務める」 ことであります。
　 楽友会は職員各位の多大な努力の下に、利用者・家族の皆様はもとより、地域住民の皆様の大きな支えに助けられ、現在に至っているものだと考えています。
　 高齢者のための介護サービスを中心とした介護保険制度が発足して丁度10年が経過しました。その間、介護保険制度を中心とした高齢者福祉施策自体が国の財政状況によって大きくぶれ、利用者や家族の皆様に対し、また施設の経営に大きな不安感を与えたこともありました。
　 しかし、楽友会が設置経営する施設サービス並びに在宅サービス事業につきましては、利用者・家族の皆様に安全・安心の提供をモットーに、これからも今までどおり法人の経営理念を常に尊重して努力していくことは当然のことです。
　 これには何より法人職員の一致団結した職務への取り組み、関係自治体との協力関係の維持、利用者及び家族の皆様、そして地域住民の皆様のご支援ご協力が何より大切だと考えます。今後とも楽友会の益々の向上発展のため最善の努力をしていく所存です。